創業融資に強い税理士を見分けるポイントとは?
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創業時の資金確保として日本政策金融公庫や金融機関からの融資は欠かせない選択肢です。
とは言え、起業家自身で事業計画書を作ったり、審査に必要な書類を準備したり、金融機関との交渉を行なうのはなかなかハードルが高いものです。
そこで頼りになるのが「創業融資に強い税理士」です。
「創業融資に強い税理士」は、日本政策金融公庫、金融機関ともにコネクションがあり、融資を通すためのノウハウと金利を安くするためのノウハウを知り尽くしています。
本コラムでは創業融資に強い税理士を見分けるポイントを整理し、「失敗しない税理士選び」をご紹介します。
創業融資に強い税理士を見分けるポイントとは?
税理士を探すときにはインターネットで検索することが一般的です。
ホームページを見て「創業融資に強い税理士」を見分けるポイントを紹介します。
ホームページで見分ける創業融資に強い税理士の特徴
ホームページで見分ける場合は以下のようなものを参考にしましょう。
完全成功報酬型の創業融資を提供する税理士
成功報酬にこだわった税理費事務所は融資を通す自信と実力を持っているケースが多いです。
また、審査に通過しなかった場合の無駄な費用も発生しません。
実績を確認する
融資の通過率が高い税理士事務所はホームページなどに記載している場合が多いです。
また、稀に融資実績も紹介している場合がありますので参考にするといいでしょう。
顧問契約が必須ではない
純粋に創業融資を専門的に行なっている税理士の場合、成功報酬型に加え、顧問契約が必須ではない場合があります。
そのような税理士の場合、創業融資にはかなり強い場合があります。とはいえ、経営を行ううえで税理士というのは欠かせないパートナーとなりますので、顧問契約も見据えた「創業融資に強い税理士探し」は必要です。
面談時に見分ける創業融資に強い税理士の特徴
創業時の資金確保はとても重要ですので必ず、数社ほど面談してから創業融資サポートを依頼しましょう。
面談時に確認したい項目を以下にまとめました。
実績を確認する
これまでの創業融資件数や創業融資金額など具体的な数字を聞いてみましょう。実績が多い税理士であれば「創業融資を通すノウハウ」を持っていますので、成功確率も高まります。また、税理士によっては日本政策金融公庫、金融機関が起業家に発行した融資の証明書のコピーを持っていたりします。
抽象的な実績ではなく、「具体的な実績」を確認すると良いでしょう。
紹介可能な金融機関と金利を確認する
日本政策金融公庫や地銀・信金と太いパイプを持つ税理士は、交渉を有利に進めやすいです。
また、創業融資に強い税理士はどこの金融機関が審査に通りやすいかを熟知しています。
さらに、金融機関の創業融資の場合は、借主の信用情報や返済能力の有無などを判断し、それぞれの金融機関が金利を設定します。創業融資に強い税理士は複数の金融機関の金利がどのくらいになるかなどを熟知しています。
紹介可能な金融機関に加え、金利についても確認しておくと良いでしょう。
起業予定の事業と近い実績があるか
自身の業種と近い実績があるかを確認しましょう。
これは創業融資申請時に事業計画書を作成しますが、金融機関を納得させるようなものを作成する必要があります。
そのため、自身の業種と近い業種と近い実績を持つ税理士はそのノウハウを知っていますので強い味方となってくれます。
創業融資を税理士に依頼する『メリット』
創業融資を税理士に依頼するメリットは以下のようなものがあります。
税理士が事業計画書の作成支援
事業計画書は融資を受ける上でとても重要なものです。
創業融資を得意とする税理士の場合、金融機関が重視するポイントを押さえた計画書をサポートしてくれるため、審査通過率はもちろんのこと、融資額も大きくできる確率が高まります。
融資実績・審査基準の知識が豊富
融資実績のある税理士の場合、金融機関ごとの評価基準や注意点を熟知しているため、有利に進めることができます。
金利が低い銀行を紹介してくれる場合も
銀行の融資の金利は各銀行が事業者の信用情報などをもとに決定することができます。
そのため、銀行によって金利の差があります。
融資実績を多く持つ税理士の場合、どこの銀行の金利が低いかを熟知していることが多く、より条件の良い銀行を紹介してくれます。
金融機関との交渉サポート
銀行とのアポイント、面談での同席、そのほかのサポートなどを行ってくれる場合が多いので、融資まで安心して任せることができます。
会社の設立から設立後まで一貫してサポートしてくれる
会社設立後は事業主も忙しく事務処理に手が回らないこともしばしば。
税理士に創業融資を依頼する場合は、融資実行後も、経理や資金繰り、税務処理などを含めて継続的に相談できます。
一度、否決されると二回もの審査は大変になる
銀行への創業融資の申し込みは銀行が受け付けてくれれば何度でも可能ですが、前回の否決理由を解消し、事業計画を再度、練り上げる必要があります。労力や時間コストも増えることから、一度で通過することがベストです。
あとから融資実績のある税理士を一度目の融資申請から頼った方が良かったとならないためにも税理士にサポートしてもらうことをおすすめします。
補助金や助成金との併用提案も可能
以外に、補助金や助成金は事業主だけでは把握しづらいことがあります。
税理士の場合、補助金や助成金などを熟知しているケースが多いため、活用できるものを提案してくれる場合があります。
実績のある税理士の融資通過率はとても高い
実績のある税理士の多くは通過率がとても高い場合が多いです。
希望金額の満額での融資が通過せずに減額での融資となる場合もありますが、否決されることは稀でしょう。
どうしても起業においてお金が必要な場合は税理士に依頼するメリットは大きいと言えます。
まとめ
創業融資に強い税理士は、金融機関との交渉役として起業家を力強くサポートしてくれます。
実績の有無、金融機関とのネットワークなどをチェックすることで、資金を調達できる税理士を見つけることができます。創業期は資金繰りが経営の成否を左右します。
信頼できる税理士を見極めて、融資をスムーズに進め、安心して事業をスタートさせましょう。